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サイバーセキュリティに関するDavid Lindner(Contrast CISO)の視点 | 2024年4月12日

    
サイバーセキュリティに関するDavid Lindner(Contrast CISO)の視点 | 2024年4月12日

ポイント #1

先週、Kernelconカンファレンスに参加したのだが、生成AI(ジェネレーティブAI)によって脆弱性がかつてないほど増加しているので、開発はめちゃくちゃになるだろうと聞いた。同時に、生成AIによってより多くの脆弱性が迅速に修正されるとも聞いた。どちらもあり得るのだろうか?

ポイント #2

2023年7月に起こった中国系ハッカー集団「Storm-0558」によるMicrosoft Exchange Onlineへの侵入を受け、サイバー安全審査委員会(CSRB)がMicrosoftのセキュリティ対策を厳しく非難した。エンタープライズレベルのセキュリティは、とてつもなく難しいが、MSに提供された具体的な対策は非常に理にかなっていると思う。Microsoft向けの4項目に加えて、クラウドサイバーセキュリティ対策、監査ログの基準、デジタルID標準、クラウドサービスプロバイダー(CSP)の透明性、被害者通知プロセス、セキュリティ基準とコンプライアンス体制に関する21項目が推奨事項として挙げられている。とはいえ、これらの推奨事項が実現するまでには時間がかかるだろう。より透明性が求められることになり、なかなかうまくいかないだろう。

ポイント #3

2024年だ。セキュリティに携わっていて、諜報機関が企業に潜入しようとしていることを知らないなら、重大な脅威ベクトルを見逃している。米国司法省(DOJ)が思い知らされたように(先月、コンピュータへの侵入と電信詐欺の共謀の容疑で7人が起訴された)、国家は、個人、政府、組織を問わず、インフラへの侵入に関して、長期戦と呼ばれるものを続けている。今の自分には関係ないと思っても、明日は違うかもしれないのだ。

David Lindner, Chief Information Security Officer

David is an experienced application security professional with over 20 years in cybersecurity. In addition to serving as the chief information security officer, David leads the Contrast Labs team that is focused on analyzing threat intelligence to help enterprise clients develop more proactive approaches to their application security programs. Throughout his career, David has worked within multiple disciplines in the security field—from application development, to network architecture design and support, to IT security and consulting, to security training, to application security. Over the past decade, David has specialized in all things related to mobile applications and securing them. He has worked with many clients across industry sectors, including financial, government, automobile, healthcare, and retail. David is an active participant in numerous bug bounty programs.